台風15号、茨城上陸は統計開始以来初 本州横断し熱帯低気圧に 7人軽傷
台風15号、茨城上陸は統計開始以来初 本州横断し熱帯低気圧に

台風15号は11日午後8時頃、茨城県南部に上陸し、本州を横断して西日本へ進んだ後、12日午前9時頃に熱帯低気圧へ変わりました。気象庁によると、台風が茨城県に上陸したのは1951年の統計開始以降初めてです。

総務省消防庁などによると、強風で転倒するなどして、茨城、栃木、岩手県で合わせて7人が軽傷を負いました。

異例の進路で関東甲信を通過

今回の台風は、日本列島北側の高気圧に阻まれるなどした影響で、太平洋側から西向きに接近する異例の進路をたどりました。茨城県に上陸後、関東甲信を通過して日本海へ抜けました。

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茨城県では、11日午後6時頃に北茨城市で最大瞬間風速29.3メートルを記録。日立市や土浦市など7自治体が計32か所の避難所を開設しました。水戸市や大洗町など各地でトタン屋根が飛んだり、街路樹が倒れたりする被害が確認されました。

栃木・東京でも被害相次ぐ

栃木県内では、佐野市の男性(52)に強風で飛ばされたゴミ捨て場の物置が当たり、首を打撲しました。宇都宮市のJR宇都宮駅西口付近では11日夜、高さ約10~20メートルの木が根元から折れ、歩道や車道を塞ぎました。けが人はなく、市が撤去しました。同市では同日午後8時50分頃、最大瞬間風速28.6メートルを観測しました。

下野市上古山の北関東自動車道では、約340メートルにわたり工事用のフェンスが倒れ、20歳代の男女2人が乗る乗用車に倒れかかりました。

東京都内でも11日夜から12日朝にかけて倒木などが相次ぎました。足立区六町では、建築現場の足場が隣接する歩道を覆うように大きく傾きました。いずれもけが人はありませんでした。

通過後も大気不安定、甲子園は順延

台風の通過後も、東北から西日本は広い範囲で大気の状態が不安定となっています。気象庁によると、13日正午までの24時間降水量は多い所で、東北、東海、近畿で150ミリ、関東甲信で100ミリと予想されています。

甲子園球場で開かれている全国高校野球選手権大会は、12日に予定されていた第4試合、東海大甲府(山梨)―健大高崎(群馬)が13日に順延となりました。

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