米中西部で21日、複数の竜巻が発生し、少なくとも17人が死亡、数十人が負傷した。竜巻は複数の州にまたがって被害をもたらし、住宅の倒壊や広範囲での停電が報告されている。
被害の概要
竜巻は主にアイオワ州、ネブラスカ州、ミズーリ州で発生。アイオワ州では特に被害が大きく、少なくとも9人が死亡した。同州のキム・レイノルズ知事は緊急声明を発表し、被災地域に非常事態を宣言した。ネブラスカ州では5人、ミズーリ州では3人の死亡が確認されている。
米国立気象局(NWS)によると、今回の竜巻は時速最大300キロの風速を記録し、幅1キロ以上に及ぶものもあった。住宅や商業施設が倒壊し、多くの住民が避難を余儀なくされた。
救助活動と影響
各州では州兵や消防隊が投入され、救助活動が続けられている。倒壊した建物の下敷きになった住民の救出作業が進められているが、夜間の作業は困難を極めている。
また、停電はアイオワ州だけで約10万世帯に影響。電力会社は復旧作業を急いでいるが、広範囲にわたる被害のため、完全復旧には数日かかる見通し。
専門家の見解
気象専門家は、今回の竜巻は「異常な規模」であり、気候変動の影響が懸念されると指摘。NWSの気象学者ジョン・スミス氏は「この季節にこれほど大規模な竜巻が発生するのは珍しい。地球温暖化が異常気象を引き起こしている可能性がある」と述べた。



