東京・北区が小学校火災で報道陣に取材自粛を要請、SNS上の臆測拡散にも配慮求める
北区、小学校火災で報道陣に取材自粛要請 SNS臆測にも配慮

東京都北区は6月22日、19日に区立滝野川第三小学校で発生した火災に関連し、一部の報道関係者が遺体の特定をした上で撮影を申し入れているとの報告を受けたことを明らかにした。これを受け、区は「遺体や教職員への直接の撮影や接触を控えるよう改めて強く要請した」と発表した。また、SNS上での情報発信についても、「臆測や不確かな内容の拡散」に関して配慮するよう求めている。

保護者からの報告が発端

22日付で区が公表した「区からの改めてのお願い」によると、同日、保護者から「報道関係者が遺体の特定をした上で撮影を申し入れている」との連絡があったという。区はこれを受け、報道機関に対し、遺体・教職員・関係者への直接の撮影や接触を控えるよう強く要請した。この要請は、遺族のプライバシー保護と、教職員の精神的負担を考慮した措置とみられる。

SNS上では、教職員の対応や出火原因についてさまざまな意見や臆測が流れている。区は「確かな情報に基づかない臆測や不確かな内容の拡散については、その影響の大きさをご理解いただき、ご配慮をお願い申し上げます」と要請している。これは、根拠のない情報が拡散されることで、関係者への二次的な被害が生じることを懸念してのものだ。

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火災の第3報で新たな詳細

区が21日付で発表した火災の第3報によると、出火場所には可燃物の反応はなく、出火場所付近にあったサーキュレーターに異常はなかったという。電気ストーブ1台は今後確認する予定。燃焼した衣類などが確認されており、詳細は引き続き調査中としている。

また、避難時に教員は「避難救助袋」(建物の上階から地上まで袋を伸ばし、滑り台のように滑り下りる避難具)の使用を試みたが、困難と判断し、はしごからの避難に切り替えたという。この判断は、児童の安全を最優先したものとみられる。

関連する情報発信への注意喚起

今回の火災を受け、北区は報道機関やSNSユーザーに対し、事実に基づいた冷静な情報発信を求めている。過去の類似事例でも、災害時には臆測や誤情報の拡散が問題となることが多く、区の要請はその防止を目的としている。

北区は公式サイトで「区からの改めてのお願い」を公開し、報道関係者や市民に対して協力を呼びかけている。火災の原因や詳細については、今後の調査結果を待つ必要がある。

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