ライフ #再開発されない街 「何もない街だよ」と住民は言うが…「台地上なのに沼がつく」「オリンピック強化選手の合宿拠点」板橋区の街の実態 6分で読める 公開日時:2026/07/26 06:15
板橋区の再開発されない街はどのような街なのか?(写真:筆者撮影) 坪川 うた ショッピングセンター研究家・ライター
大きな商業集積のない住宅地
昔からの商店街、昭和の趣を残す家屋、狭く入り組んだ路地……さまざまな再開発が進む東京だが、中には再開発されないままの街もある。タワマンや高層オフィス、大きな商業施設が生まれない街には、どんな理由があるのか――。ライター・坪川うたさんが、緻密なリサーチとフィールドワークで送る連載。第7回は「本蓮沼」を取り上げる。
筆者の知人が上京して初めて住んだのが、板橋区の本蓮沼だった。「本蓮沼には何もないよ」と言っていた。本連載「再開発されない街」で取り上げる街は、そのように言われがちである。本蓮沼はどのような街なのだろうか。
台地上なのに「蓮沼」のワケ
知人の言葉を聞いて初めて本蓮沼を訪れた際、想像よりも栄えている印象を受けた。都営三田線本蓮沼駅を出ると目の前に幅員の広い幹線道路が現れ、沿道に店舗が並び、多くの車が通行していたからだ。この幹線道路は、中山道(国道17号)である。幅員が広く、多数の車が通行する中山道(写真:筆者撮影)
中山道沿いには2〜3階くらいの低層の建物と10階前後の中層マンションが入り交じり、低層階には店舗が出店している。駅付近では松のや、ローソン、まいばすけっとなど見慣れたチェーン店が目に入る。駅前には小さな商業集積があり、チェーン店も見られる(写真:筆者撮影)
都電から都営三田線へ
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