大丸下関店の無償譲渡、下関市長「受けないデメリット考えれば道は限られる」
大丸下関店無償譲渡、下関市長「受けないデメリット考えれば道は限られる」

山口県下関市の前田晋太郎市長は28日、来年8月末で閉店する大丸下関店を巡り、大丸松坂屋百貨店から申し入れを受けた閉店後の土地・建物の寄付(無償譲渡)について、「受けない場合のデメリットを考えると、我々が選ばなければならない道はおのずと限られてくると思っている」と述べ、受け入れの意向をにじませた。

市議会で答弁、駅一帯への悪影響を強調

市議会定例会一般質問で今後の対応や決意を問われ、答弁した。

前田市長は無償譲渡を受けない決断をした場合、商業施設・シーモールと接し、JR下関駅に隣接する同店が巨大な廃虚になる恐れに言及し、駅一帯への悪影響の大きさを強調した。

厳しい背景、新たな譲渡先でも利活用が置き去りに

大丸松坂屋百貨店が市に無償譲渡を申し入れた厳しい背景も念頭に、市が断った後に有償、無償を問わず新たな譲渡先が見つかっても、利活用が置き去りになる可能性も十分ありえると指摘した。