早明浦ダム貯水率低下で18年ぶり60%取水制限、湖底の旧庁舎も姿現す
早明浦ダム貯水率低下で18年ぶり60%取水制限、旧庁舎も出現

少雨の影響で「四国の水がめ」と呼ばれる早明浦ダム(高知県)の貯水率が低下していることを受け、国や四国4県などでつくる協議会は25日、香川、徳島両県で利用される水の供給量を28日午前9時から60%制限すると発表した。60%の取水制限は2008年以来、18年ぶりとなる。

貯水率は26.1%まで低下、湖底の旧庁舎も出現

国土交通省四国地方整備局によると、24日までの早明浦ダム周辺の8月の降雨量は77ミリで、8月1か月間の平年値(397.2ミリ)の2割弱にとどまる。25日午後7時現在、ダムの貯水率(平年値81%)は26.1%まで低下しており、上空からは普段湖底に沈む高知県大川村の旧庁舎の一部も確認できる。

段階的に引き上げた制限、さらなる措置へ

協議会は3日に20%の取水制限を始め、以降は段階的に割合を引き上げてきた。この先も少雨が続く見込みのため、さらなる制限に踏み込んだ。

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協議会は、今回の取水制限がただちに香川、徳島両県の市民生活に重大な影響を及ぼすことはないとしている。香川県では19日から、水道用水不足を補うため09年に整備した調整池などから取水を開始。徳島県では各自治体の自主的な節水で対応できているという。

貯水率ゼロの見通し、発電用の水を水道用水へ

今後もまとまった雨が降らなければ、9月上旬にもダムの貯水率はゼロになる見通し。協議会は25日、四国電力やダムで水力発電をする電源開発に対し、緊急時に残る発電用の水(約1700万トン)を香川、徳島両県の水道用水に補給することを依頼した。

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