熊本地震の被災地で姫路赤十字病院(兵庫県姫路市下手野)の救護班が医療支援を行い、16日に同病院に戻り、報告会を開いた。医師らは、被災者の心のケアや生活の安定に向けた長期的な支援の必要性を強調した。
救護班の活動内容
救護班は医師や看護師、薬剤師ら7人で、11日に同病院を出発し、熊本県八代市で活動。避難所を回って被災者の健康状態を確認し、診療が必要な場合は医療機関につなぐなどの支援を行った。
避難所では、「大丈夫だ」と話している人でも食生活の偏りなどから血圧が高かったり、話を聞くうちに難病で薬が足りないことを打ち明けられたりしたという。
医師らの指摘
寺西仁医師(49)は「多くの病気を抱えるなど社会的に弱い立場の方ほど、長期の避難生活を強いられるのが問題。寄り添って支えていく必要がある」と指摘した。
石原里美看護師長(51)は復旧が始まる中、「(支援者が)出しゃばりすぎず、今後生活していけるように見守り、必要な支援につないでいけたらいい」と話した。
今後の支援
同病院は、今後も医療者の調整役を担うチームや心のケアチームを被災地に派遣するなどの支援を続ける。



