全国で記録的猛暑、熱中症で死者10人・搬送者5000人超
全国で記録的猛暑、熱中症死者10人・搬送5000人超

記録的な猛暑が全国を襲う

16日、日本列島は記録的な猛暑に見舞われ、各地で気温が40度近くまで上昇した。気象庁によると、東京都心で39.8度、大阪市で39.5度、名古屋市で39.2度を観測し、いずれも観測史上最高を更新した。この異常な暑さにより、熱中症とみられる症状で10人が死亡し、5000人以上が救急搬送された。

死者・搬送者の詳細

総務省消防庁の発表によると、死亡したのは埼玉県の80代男性、東京都の70代女性、愛知県の90代男性など、高齢者が大半を占める。搬送者のうち、重症者は200人以上に上り、多くの人が病院で手当てを受けている。消防庁は「エアコンを適切に使用し、こまめに水分補給をするなど、徹底した対策を取ってほしい」と強調している。

気象庁が警戒アラート

気象庁は16日午前、全国47都道府県のうち35都府県に熱中症警戒アラートを発令した。アラートは「危険な暑さが予想されるため、外出を避け、室内でもエアコンを使用するなど、熱中症に厳重に警戒してください」と呼びかけている。また、17日も同様の猛暑が続く見込みで、気象庁は引き続き警戒を促している。

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電力需給も逼迫

記録的な猛暑により、冷房需要が急増し、電力需給が逼迫している。東京電力パワーグリッドは16日、管内の電力使用率が午後3時時点で98%に達し、節電を呼びかけた。経済産業省は「電力の安定供給に支障が出る可能性がある」として、企業や家庭に不要な照明の消灯など、協力を求めている。

専門家の見解

気象庁の担当者は「今回の猛暑は、太平洋高気圧の勢力が強く、さらにチベット高気圧の影響で上空の暖かい空気が流れ込んだことが原因」と分析する。また、熱中症対策の専門家は「特に高齢者や子供は体温調節機能が弱いため、周囲の人が声をかけ合い、注意を促すことが重要」と指摘している。

今後の見通し

気象庁によると、17日も全国的に気温が上昇し、東海や近畿では40度に迫る暑さが予想される。18日以降はやや気温が下がる見込みだが、それでも平年より高い状態が続くという。引き続き熱中症対策を徹底し、健康管理に注意が必要だ。

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