長野県は14日、大町市のJR大糸線で男子中学生が特急列車にはねられ死亡した事故を受け、県内の警報機・遮断機がないすべての踏切について、鉄道事業者や市町村と協力し、原則として廃止または改修を目指す方針を示した。
事故の経緯と現状
事故は今月4日、大町市大町のJR大糸線の踏切で発生。同市の男子中学生(15)が徒歩で横断中に特急列車にはねられ死亡した。この踏切は警報機や遮断機のない「第4種踏切」だった。国の運輸安全委員会が鉄道事故調査官を派遣し、事故原因を調べている。
県の対策スケジュール
県によると、県内には第4種踏切が計109か所(14日現在)ある。県は今月中にこうした踏切の名称や所在地を公表し、通行量などを考慮して年内に安全対策の緊急度を発表する。来年1月以降、各踏切の廃止時期などの見通しを示す。県が事業者に対し、警報機・遮断機の設置費用を支援する可能性もあるという。
知事のコメント
阿部知事は14日の記者会見で「事業者、市町村、県がどのような役割を果たしていくかを含めてしっかり協議したい」と述べた。