高尾山で年間100件超の遭難事故、富士山より多い実態
高尾山で年間100件超の遭難事故、富士山より多い実態

日帰り登山の人気スポットである高尾山(標高599メートル)で、遭難者が後を絶たない。警察庁の統計によると、2023年の遭難者数は133人で、富士山の97人、穂高連峰の80人を上回り、2024年も131人で最多だった。

高尾山は東京と神奈川にまたがるが、東京都側ではコロナ禍で一時減少したものの、その後は年間100人を超え、増加傾向にあるという。

軽装や観光気分が招く遭難

メディアでは「軽装や観光気分で訪れる人が遭難している」と報じられることが多い。実際、疲れて歩けないなどの軽微な理由での救助要請が多く、中高年の転倒事故が圧倒的多数を占める。

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高尾警察署警備課長で山岳救助隊長の佐伯敏郎氏は「高尾山は東京と神奈川にまたがっているので、神奈川県側の数字はわかりませんが、東京都側ではコロナのときは減少したものの、その後は年間の遭難者数は100人を超えてだんだん増えてきています」と話す。

「日本一遭難者の多い山」のレッテル

年間の入り込みが300万人に達する高尾山で、遭難事故が多いのは当然との見方もある。著書『低山遭難 「まさかの遭難」から生きて帰った人たち』(東洋経済新報社)で紹介されているように、低山でも地図やヘッドランプなどの装備が欠かせない。

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