厳しい暑さが続く夏は、体力の衰えや先々の暮らしを、ふと意識する時期でもあります。定年という節目を境に、健康や家族との関わり、そして残された時間の使い方に、漠然とした不安を覚える方は少なくないのではないでしょうか。今回は、定年後を憂うのではなく、むしろ人生でもっとも自由に輝ける「黄金期」として過ごすための視点を、プレジデントオンラインの人気記事から3本ご紹介します。
健康:薬の副作用に警戒せよ
1本目は、精神科医の和田秀樹さんによる、自立した老後を守るための論考です。年齢を重ねると体力は衰えますが、それ以上に警戒すべきは薬の副作用だといいます。複数の薬を同時に飲む多剤併用が、ふらつきや転倒を招く仕組みを解き明かし、60代からまず見直すべきものを指し示します。
家族:ほどよい距離の保ち方
2本目は、作家で元外務省主任分析官の佐藤優さんによる、定年後の家族関係を見つめたエッセイです。仕事を離れて向き合う配偶者との時間が、思わぬプレッシャーになることもあります。互いにストレスをためない「ほどよい距離」の保ち方を、身近な題材を交えて説きます。
時間:60~74歳が黄金期
3本目は、作家の楠木新さんによる、人生後半戦をとらえ直すレポートです。多くの定年後を取材してきた立場から、人生の後半を3つの段階に分け、60歳から74歳こそが行動を起こせる「黄金期」だと位置づけます。年齢に応じて自分を変える大切さが伝わってきます。
健康、家族、そして時間の使い方。定年後をどう生きるかで、その先の景色は大きく変わります。人生でもっとも豊かな時期を実り多く過ごすための3本を厳選しました。
転倒→骨折→寝たきりを防ぐ
健康長寿の秘訣は何か。医師の和田秀樹さんは「東大病院老年病科の調査では、薬が1種類増えるだけで、転倒リスクが2倍になることがわかっている。また、高齢者の免許返納を求める声が挙がっているが、薬の副作用こそが重大事故の原因になっている可能性は高い。自立した老後を送る第一歩は、薬を見直すことだ」という――。
鬼滅の刃に学ぶ家族関係
定年退職後の生活ではどんなことに気を付けるべきか。元外務省主任分析官で作家の佐藤優さんは「家族との向き合い方に悩む人は多い。適度な距離を保ちつつも家族を最優先するという姿勢が大切だ。ただし親の介護は専門家に任せた方がいい」という――。
人生後半戦の3段階
人生後半戦になると、下り坂をただ受け入れるしかないのか。作家の楠木新さんは「野村克也監督が、スポーツ選手が30代で直面する“老い”の問題に指針を示している。これは人生後半戦、あるいは定年後の会社員にも示唆に富む教えだ」という――。



