物価高でも動じない「最強資産」の正体とは?お金の不安を解消する自己効力感
物価高でも動じない最強資産の正体 お金の不安を解消する自己効力感

お金の不安を遠ざけるには、収入や知識を増やすことではなく、「自分なら対応できる」という感覚を持つことが重要だ。法政大学大学院のファイナンシャル・ウェルビーイング研究者である櫻井かすみ氏は、「自己効力感を持てば、物価高や円安にも動揺しないでいられる。また、選択肢を絞ることも効果的だ」と述べている。

お金の不安の正体は「無力感」

心理学者のアルバート・バンデューラは、自己効力感について「人が行動を起こすかどうか、どれだけ努力するか。そして困難に直面したときにどれだけ持続できるかは、『自分にはそれができる』という信念によって決まる」と述べている。

つまり、人の行動や継続力を決定づけているのは、能力そのものではなく、「自分なら対処できる」「想定外のことが起きても、なんとか自分で対応できる」という感覚だ。

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自己効力感とは、結果をすべて完璧に実際にコントロールできるという意味ではない。「想定外のことが起きても、なんとか自分で対応できる」と信じられることだ。この感覚があるかどうかで、同じ状況でも不安のレベルは大きく変わる。

多くの人が勘違いしているが、お金の不安は「お金が足りないから」だけで生まれるわけではない。むしろ不安の正体は、「何が起こるかわからない」「起きたときにどうすればいいかわからない」「自分には対処できない気がする」「立ち上がれない気がする」という無力感に由来する。

選択肢を絞り、「決断疲れ」を回避する

選択肢が多すぎると、かえって決断が難しくなり、疲弊してしまう。例えば、選択肢が5000もあれば選ぶことはできない。購入率のピークは選択肢が10個のときだという。

現代人は1日で数万回もの「決断」をしているとも言われる。NISAや保険、ローンなど、選ぶのがしんどいと感じることも多い。選択肢を絞ることで、「決断疲れ」を回避し、お金の不安を軽減することができる。

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