ベッドの上にも輝く命 介護の現場から学ぶ生き方
ベッドの上にも輝く命 介護の現場から学ぶ

以前手に取った本の中に、胸を打つ五行歌があった。<ひたすら回りに/「お世話かけます」と/全身マヒの姉は/心に/汗をかきつづける>。大薗美寿穂の作品で、『五行歌の事典』(草壁焰太編)から引いたものだ。作品の背景は分からない。

誰の身にも起こり得る明日

人はみな年を取るし、病気にもなる。「姉」の一通りでない気苦労を詠んだ歌は、誰の身にも起こり得る明日だろう。事典を編んだ草壁さんは「私たちはかれらの病気から、自分たちの明日を学んでいる」との所感を書き留めている。生き方の教本と言えなくもない。

介護施設で4件目、53歳の男性のエッセー

きのうの小紙「朝晴れエッセー」にも、同じような感懐を覚えた。『介護施設』という一編で、<小脳出血で倒れて病院に運ばれてからもうすぐ6年になる。介護施設はこれで4件目だ>とあった。筆者の佐藤拓哉さんは53歳、静岡市の男性である。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ
Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ