近江トラベル(彦根市)は19日、琵琶湖で営業する観光船2隻について、プロペラの交換などの改修を近畿運輸局に届け出ず、必要な検査を受けないまま運航していたと発表した。船舶安全法違反の可能性があるとして、同運輸局と彦根署に申告した。
改修の経緯と運航停止
現在は他の1隻も含め全便を運休している。同社によると、船舶を臨時に改修した際は運輸局に申請して臨時検査を受ける必要がある。
改修が行われたのは、彦根港と竹生島や多景島などを結ぶ「Kirari」(旅客定員180人)と「第6わかあゆ」(同100人)の2隻。
無届けの改修内容
平成25年以降、長時間運航に備えた予備の燃料タンク設置や安定航行のためのプロペラの3翼から5翼への変更、再整備に伴うデッキ部分の座席撤去について、届け出をせずに運航を続けていた。船員から申告があり、今月4日に発覚した。
同社は、届け出た場合に検査が円滑に進まないことを懸念したとした上で「真摯に反省し、安全管理体制を再構築する」とコメントした。



