長野県安曇野市で8日夜、県道にかかる橋が流され、登山客らが一時孤立した土石流災害で、県は10日、北アルプス・燕岳(標高2763メートル)の宿泊施設にとどまっていた登山客全員の下山が完了したと発表した。
下山の状況
県によると、9日午後に歩行者用の仮設の橋を設置し、孤立地域に3か所ある宿泊施設などに残された人たちが下山を開始。同日午後10時時点で267人が滞在していたが、10日午後5時時点で登山客189人と従業員12人の計201人が下山した。けが人は確認されていない。従業員66人はそのまま山に残っているという。
復旧工事は11日から開始するが、1~2週間かかる見込み。
温泉街への影響
土石流を受け、源泉から麓の温泉街(安曇野市)に湯を運ぶ配管も寸断された。配管を管理する同市の第3セクター「穂高温泉供給」によると、温泉街にある旅館やホテルなど約1500軒に湯を供給できない状態になっているという。



