栃木県足利市小俣町で発生した記録的な大雨による土砂崩れで、倒壊した住宅から心肺停止状態で発見された60歳代女性について、市は19日、死亡を確認したと発表した。この家に住む60歳代の夫婦とは依然として連絡が取れておらず、消防や警察などが計30人体制で行方不明者の捜索を続けている。
土砂崩れの状況と救助活動
県警などによると、18日午後、裏山の土砂が2階建て住宅の1階部分に流入し、家屋が倒壊した。死亡した女性はこの家の住人である可能性が高いとみられ、警察が身元の特定を急いでいる。現場では、崩れた土砂が流れ込んだ住宅の倒壊現場で、重機を使った捜索活動が続けられている。
足利市では、記録的な大雨により複数箇所で土砂災害が発生。小俣町のほかにも、市内各地で道路の冠水や土砂流出の被害が報告されている。気象庁によると、この地域では18日にかけて線状降水帯が発生し、1時間に100ミリを超える猛烈な雨が降った。
行方不明者の捜索と今後の見通し
市の担当者は「一刻も早く行方不明者の発見に努める」と述べている。消防と警察は、30人の態勢で夜通し捜索を実施。19日朝からも活動を再開し、倒壊した家屋のがれきの撤去と周辺の確認を進めている。
今回の土砂崩れで、足利市内では他に人的被害の報告はないが、市は住民に対して引き続き警戒を呼びかけている。また、県は災害救助法の適用を検討している。



