九州新幹線、レール破断など初の被害、10年前より影響長期化
九州新幹線、レール破断など初の被害、10年前より影響長期化

九州新幹線は地震による被害で運休している熊本―鹿児島中央間のうち、南側の新水俣―鹿児島中央間の運行が7日に再開する。ただ、残る熊本―新水俣間(75・7キロ)についてJR九州は「8月中の再開は困難」としており、約2週間で全線が再開した10年前の地震よりも影響が長期化する。

被害の状況

JR九州によると、運休区間では防音壁の落下など200か所以上の損傷が見つかった。特に熊本―新水俣間は50センチを超えるレールの破断や橋桁のずれなどが生じており、被害が大きいという。

10年前との比較

10年前の地震では脱線が発生し、JR九州は「脱線防止ガード」の設置を進めるなどの対策を講じていた。今回、脱線は発生しなかったものの、7月末に記者会見した同社の貞苅路也・鉄道事業本部長は「規模の大きなレールの破断など、初めて経験する被害も出ている。まずはしっかり調査し、復旧方法のめどを立てたい」と話した。

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在来線や貨物への影響

在来線の鹿児島線宇土(熊本県宇土市)―八代(同県八代市)間や、接続する肥薩おれんじ鉄道の一部も運休し、復旧のめどが立っていない。JR貨物は鹿児島市から北九州市方面への輸送に支障が出ており、トラックでコンテナを宮崎県延岡市まで運び、九州東部を走る日豊線での輸送を始めた。1日の輸送量は大幅に減少し、所要時間は1日延びているという。

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