九州経済調査協会は19日、熊本地震による人流の変化を分析した結果を発表した。発生直後の8月1~7日、熊本県の観光スポットへの来訪者数は前年比23.0%減の67万人、鹿児島県も18.6%減の42万人だった。
携帯電話の位置情報を活用した推計
今回の分析は、民間企業が携帯電話の位置情報を基に提供する人流データを使って推計された。集計の対象は、推定される居住地から20キロ以上離れ、県内外から訪れた国内居住者としている。
市町村別の減少状況
熊本県の市町村別では、南部の人吉市が57.1%減で最も減少幅が大きかった。九州自動車道の通行止めの影響が大きく出たとみている。主要観光地では阿蘇市が37.1%減、上天草市が50.6%減だった。被害が大きかった八代、宇城両市などは市町村別の分析の対象外とした。
宿泊者数は一部で増加
一方、宿泊者数は熊本、水俣市などで増えた。同協会の担当者は「復旧工事や被災者支援などを目的とした人々の拠点になったとみている」と話した。



