熊本地震で学校などの避難所に身を寄せる被災者の心身の負担を軽くしようと、熊本県は県内のホテルや旅館などへの2次避難を進めている。八代市では2次避難の準備が整った4日、2組計5人が宿泊施設へ移った。
2次避難の仕組み
2次避難を希望する被災者からの要望を受けた県が、受け入れ先となる施設を確保する仕組みで、宿泊費は公費でまかなわれる。受け入れ先の施設側が対応可能な限り、居住する自治体の避難所が閉鎖されるまで、施設に滞在できるという。
希望は289組、114施設が協力
県は、宇城市や氷川町など10市町の被災者を対象に受け付けており、4日午後2時時点で289組が希望している。県によると、これまでに県内の114施設が協力を申し出ているという。
被災者の声
八代市の男性(60)は4日夜、避難していた中学校の体育館から母親(84)と一緒に市内の宿泊施設「さくらの湯」へ移った。男性は「避難所では他の人に気を使いストレスもあった。移ることができ、気分が楽になった」と話していた。
県の担当者のコメント
2次避難を進めている県観光振興課の橋元宣雅・課長補佐は「避難生活で不安を感じている人に、快適な環境で過ごしてもらえるよう一刻も早く準備をしたい」と語った。



