熊本県で最大震度7を観測した地震は4日、発生から1週間となった。死者は車中泊による熱中症の疑いで亡くなった1人を含む38人、住宅被害は1万3690棟に上る。一部自治体では断水が解消されず、避難所には7538人が身を寄せている。連日の猛暑が続き、被災者の疲労や心身の不調が心配される。
猛暑と熱中症搬送
気象庁によると、4日の最高気温は熊本市で36.8度、宇城市で34.8度、八代市で34.3度を観測。県によると、震度6強以上を観測した自治体を管轄する4消防では、地震発生の7月28日から7日間で熱中症の搬送は1日平均約30件に及んだ。
被害状況と断水
県の4日午後6時現在のまとめでは、人的被害は161人で、うち死者は38人(災害との関連を調査中と熱中症疑いの各1人を含む)。住宅被害は全壊699棟、大規模半壊20棟、半壊1025棟など。
震度7を観測した宇城市や氷川町など4市町の約4万4380戸で断水が続く。全域での復旧は8月末の見通し。解消時期は、甲佐町が同月初旬、八代市と宇城市、氷川町が同月末としている。
交通機関の状況
西日本高速道路は4日、九州自動車道について、8月後半に全線開通する見通しと発表。九州新幹線は熊本―鹿児島中央駅間で運休中で、JR九州は全線での再開について「8月中は困難」としている。
地震活動と今後の注意
気象庁は4日、記者会見し、今後1週間程度は最大震度5強以上の地震に注意するよう呼びかけた。同庁によると、地震発生から4日午後3時までに観測した震度1以上の地震は521回。うち震度5弱が5回、震度4は19回だった。発生回数は緩やかに減少しているものの、地震活動は依然として活発で、最大震度5強程度以上の発生確率は平常時の80倍程度という。
犠牲者への追悼
地震後に起きた爆発事故で7人が犠牲となった商業施設「イオンモール熊本」(嘉島町)の近くでは4日、近隣の住民らが花を手向ける姿が見られた。



