熊本城、地震後2週間余りで再開 10年前の耐震策が奏功
熊本城、地震後2週間余りで再開 耐震策奏功

7月の熊本地震で臨時閉園中だった国の特別史跡、熊本城(熊本市)が13日開園し、天守閣などの見学が再開された。市が安全を確認し、発災から2週間余りでの再開となった。10年前の熊本地震の後に新たに講じた耐震策が奏功したという。

開園前から約200人が列

この日は午前9時の開園前に、入場を待つ約200人が列をなした。群馬県伊勢崎市の矢島孝さん(52)は「熊本城は閉園と聞いていたので見られてうれしい。早く熊本が復興し、被災された方に元の生活が戻ってほしい」と話した。

前回地震では一部再開まで3年半

熊本城は2016年4月の熊本地震で、天守閣など建造物33件で損壊や瓦の落下が発生し、石垣も全体の3割で被害があった。このときは一部再開まで3年半を要した。

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復旧計画への影響は避けられず

今回の地震は市が2052年度の復旧完了をめざす中で発生。40カ所で石垣の崩落が確認されるなど復旧計画への影響は避けられないとみられている。

ただ、前回の地震後、天守閣に揺れを軽減させるダンパーが設けられるなどしており、被害を抑えられた部分もあった。地震後の点検で天守閣などで来園者の安全が確保できると判断したという。

熊本城総合事務所の光安林太郎総務管理課長は「熊本城は復興のシンボルであり、重要な観光資源。開園再開が県全体の復興が進むきっかけになってほしい」としている。

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