神戸市中央区のマンションで昨年8月、住人の女性会社員(当時24歳)が刺殺された事件から20日で1年となった。関西国際大神戸山手キャンパス(同区)では同日、生活防犯の公開講座が開かれ、参加者らは解錠したドアに便乗して不審者が侵入する「共連れ」などの犯罪被害に遭わないための対策などを学んだ。
共連れの手口と監視性の低い場所の危険性
事件を巡っては、殺人や邸宅侵入、ストーカー規制法違反などの罪で起訴された谷本将志被告(36)が共連れの手口でオートロックをすり抜け、マンション内に侵入していた。
講座で同大心理学部の中山誠教授は、共連れで襲われたケースと襲われなかったときを比較し、エレベーター内や高い柵に囲われて周囲からの視界が遮られる場所など、監視性の低い所で犯罪発生率が高くなると指摘した。
防犯対策のポイント
暗い場所や見通しの悪い場所を避け、イヤホンを着けながら歩くなど無防備な姿をさらさないことが重要だとした。電話をしながら歩いたり、オートロックを解錠する前に背後を確認したりすることも効果的だとし、「自分が犯罪被害者になりうることを認識してほしい」と訴えた。



