昨年8月の記録的大雨で被災し不通となっていたJR肥薩線の吉松(鹿児島県湧水町)―隼人(同県霧島市)間(37.4キロ)が12日、約11カ月ぶりに運行を再開した。地元住民らは早朝の始発列車に乗り込み、待望の復旧を喜んだ。
始発列車に約20人が乗車
運行再開初日の12日、隼人駅では午前5時52分発の上り始発列車に約20人の住民が乗り込み、出発を見届けた。ホームではJR九州の社員らが手を振り、乗客を見送った。大雨で線路を支える土台が約50メートルにわたり崩壊したため、JR九州が復旧工事を進めていた。
復旧工事の遅れと再開
当初は6月28日の再開を予定していたが、6月中旬以降の雨で同区間の別の場所で土台が流出し、延期されていた。12日の運行再開により、約11カ月ぶりに通常運行が可能となった。
肥薩線全体の復旧状況
肥薩線は2020年7月の九州豪雨で八代(熊本県八代市)―吉松間が現在も運休している。このうち八代―人吉(同県人吉市)間は2033年度頃の復旧を予定。一方、人吉―吉松間についてはJR九州と沿線自治体による協議が続いている。



