JR東日本、新幹線全車両に防犯カメラ設置へ 25年度までに
JR東日本、新幹線全車両に防犯カメラ設置へ

JR東日本は、2025年度までに新幹線の全車両に防犯カメラを設置する方針を固めた。痴漢対策や事件防止が目的で、約1万両に及ぶ大規模な導入となる。同社関係者が明らかにした。

全車両にカメラ、痴漢抑止へ

現在、同社の新幹線では一部の車両に防犯カメラが設置されているが、全車両への拡大は初めて。対象は、東北、上越、北陸、山形、秋田の各新幹線で使用する全車両約1万両。設置費用は数十億円規模とみられる。カメラは各車両の出入り口付近や通路に設置し、車内の様子を録画する。記録映像は一定期間保存し、事件発生時の捜査に活用する。

痴漢被害の深刻化受け

JR東日本は、痴漢被害の深刻化を受け、対策を強化している。同社によると、新幹線内での痴漢被害の報告件数は増加傾向にあり、2023年度は過去最多となった。全車両へのカメラ設置により、痴漢行為の抑止効果や、被害発生時の迅速な対応が期待される。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

一方、プライバシー保護の観点から、カメラの設置場所や運用方法には細心の注意を払うとしている。同社は「防犯目的で設置するもので、プライバシーに配慮した運用を徹底する」とコメントしている。

他社も追随の動き

JR東日本の方針を受け、他のJR各社も新幹線への防犯カメラ設置を検討する可能性がある。JR西日本やJR東海も、既に一部の車両にカメラを導入しており、全車両への拡大を視野に入れている。痴漢対策は鉄道業界全体の課題となっており、業界団体が連携して取り組む方針だ。

設置スケジュールと今後の展開

JR東日本は、2024年度から順次設置を開始し、2025年度中の完了を目指す。まずは利用者の多い東北新幹線から導入し、順次他の路線に拡大する。また、カメラの性能向上やAIを活用した異常検知システムの導入も検討している。

同社は「安全・安心な車内環境の提供に努める」としている。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ