商業施設「イオンモール熊本」(熊本県嘉島町)で起きた爆発事故で、イオン側が一部の専門店従業員に対し、避難後の再入館を許可していたことが明らかになった。事故で同居の妹(30歳代)を亡くした熊本市西区の男性(46)は「ようやく事実が発表された」と安堵(あんど)する一方、「妹のためにも真相解明を求め続けたい」と気持ちを奮い立たせた。
妹からの電話、そして最悪の知らせ
施設2階のアパレル店に勤務する妹は、地震直後の7月28日午後4時半過ぎ、自宅の父親に電話で「たぶん店の片付けをして帰らないと」と伝え、帰宅は同10時頃になると話していた。
その後、施設が爆発したと聞いた男性は、妹の携帯電話に両親や弟と電話をかけ続けた。反応がないまま深夜となり、ニュースで映し出される救助作業の様子に最悪の事態を覚悟した。翌日、警察から妹が亡くなったと知らされた。
30年以上の同居、実感湧かず
30年以上、同じ屋根の下で暮らしてきた。家族の中で冗談を言って笑いを誘い、友人も多く、大好きなアニメのイベントに出かけていた。いるのが当たり前で実感が湧かず、「海外留学中でいないだけだ」と思い込もうとしている。



