広島土砂災害12年、77人犠牲の慰霊式「教訓胸に刻む」
広島土砂災害12年、77人犠牲の慰霊式

77人が犠牲になった2014年の広島土砂災害から20日で12年となった。特に被害の大きかった広島市安佐南区八木地区にある市立梅林小で慰霊式が開かれ、松井一実市長が「豪雨災害を教訓として胸に刻み、市民の誰もが安全安心に暮らせるまちづくりに全力で取り組む」と追悼の辞を述べて献花した。

遺族らが黙とう、献花で追悼

市内各地で追悼行事があり、付近で25人が犠牲となった安佐南区八木3丁目の県営緑丘住宅の慰霊碑では、午前2時半に遺族らが黙とうした。

新婚だった次女湯浅みなみさん=当時(28)=夫妻が犠牲になった会社員若松順二さん(63)=香川県東かがわ市=は遺影を並べて手を合わせた。「娘たちは引っ越してきたばかりで、これから新しい生活が始まろうとしていた。やりきれない。悲しみは何年たっても変わらないが、体力が許す限り通い続けたい」とうなだれた。

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12年前の災害の概要

土砂災害は14年8月20日未明に発生。梅雨時期の1カ月分に相当する量の雨が数時間から1日の間に降り、安佐北区、安佐南区を中心に多くの場所が土石流や崖崩れに見舞われた。74人が亡くなり、3人が災害関連死と認定された。全半壊396棟、床上浸水1084棟など計4749棟の住宅被害が出た。

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