岐阜県内で手足口病の患者数が急増し、2024年6月以来、約2年ぶりに国立感染症研究所が定める警報レベルを超えたことが、県の発表で明らかになった。県は9日、6月29日から7月5日までの患者報告数を公表し、小児科定点医療機関27か所あたりの報告数が警報レベルの5を上回る5.74に達したと報告した。
可茂保健所管内で特に深刻
地域別では、可茂保健所管内が最も高く、1機関当たり17.00と突出した数値を示した。同管内の複数の保育所では集団感染が確認されており、感染拡大に警戒が強まっている。手足口病は主に5歳以下の乳幼児がかかるウイルス性感染症で、夏季に流行する傾向がある。飛沫や接触によって感染し、手や足、口の中に小さな水疱(水ぶくれ)ができる。多くの場合、数日で自然に治るが、まれに髄膜炎などの重篤な合併症を引き起こすこともある。
県は対策として、こまめな手洗いの徹底や、保育施設などでのタオルの共用を避けるよう呼びかけている。また、発疹や発熱などの症状が見られる場合は、早めに医療機関を受診するよう注意を促している。
今後の見通しと注意点
手足口病は毎年夏季に流行を繰り返しており、特に乳幼児のいる家庭や保育施設では感染予防策の徹底が重要だ。県は引き続き感染状況を監視し、必要に応じて注意喚起を行う方針を示している。



