京都の夏の風物詩である祇園祭の山鉾巡行が17日、京都市内で行われた。前祭(さきまつり)の山鉾34基が、四条烏丸交差点を中心に練り歩き、沿道を埋めた大勢の見物客を魅了した。
34基の山鉾が四条烏丸を通過
午前9時、長刀鉾(なぎなたぼこ)を先頭に、各山鉾が順次出発。四条烏丸交差点では、鉾が方向転換する「辻回し」が披露され、観客から大きな拍手が送られた。今年は新型コロナウイルス禍前と同様の規模で開催され、沿道には約12万人の見物客が詰めかけたとみられる。
伝統の装飾と囃子が夏を彩る
各山鉾には、国の重要無形民俗文化財に指定された飾りが施され、華やかな姿を見せた。また、囃子方による祇園囃子が響き渡り、祭りの雰囲気を盛り上げた。京都市の担当者は「今年は多くの人に伝統を感じてもらえるよう、準備を進めてきた。無事に巡行を終えられてほっとしている」と語った。
観光客や地元住民で賑わう
巡行を一目見ようと、地元住民だけでなく、国内外からの観光客も多数訪れた。家族連れで訪れた大阪府の女性(42)は「毎年楽しみにしている。今年も迫力ある山鉾を見られて感動した」と話した。また、外国人観光客も熱心に写真を撮る姿が見られた。
祇園祭は7月いっぱい続き、24日には後祭(あとまつり)の山鉾巡行が行われる予定。



