長良川鵜飼と小瀬鵜飼、漁期を41日間拡大へ 岐阜県が来年から運用目指す
長良川鵜飼と小瀬鵜飼、漁期を41日間拡大へ 岐阜県

岐阜県は23日、長良川鵜飼(岐阜市)と小瀬鵜飼(岐阜県関市)の漁期を41日間拡大する岐阜県漁業調整規則の一部改正案を内水面漁場管理委員会(平工孝義会長)に諮問し、原案通りの答申を受けた。県は国の認可を経て、来年の鵜飼漁からの運用を目指している。鵜飼の漁期見直しは、同規則が制定された1951年以来初めてとなる。

漁期の変更内容

答申によると、同規則で定められている鵜飼漁の禁止期間10月16日~翌年5月10日を改め、11月16日~翌年4月30日とする。これにより、鵜飼開始はこれまでの5月11日が5月1日に早まり、終了が10月15日から11月15日に延び、漁期は199日間と41日間増える。

改正の理由と影響

県は委員会で、一部改正の理由として、2023年度から実施してきた調査の結果、温暖化による水温上昇の影響を強調した。具体的には、〈1〉アユの放流時期が4月上旬から3月下旬まで10日ほどの前倒しが可能になった、〈2〉アユが下流に下る時期が、10月中下旬と半世紀前より1か月ほど遅れている、〈3〉産卵のピークも11月中旬と1か月ほど遅れている――などと説明した。

漁期の拡大により、アユの捕獲量は5000~8000匹ほど増えるが、放流量を増やすことで対応できるとしている。

産卵場所の保護期間も変更

また、産卵期の遅れに伴い、産卵場所となる岐阜市の河渡橋上流の捕獲禁止期間9月15日~10月15日を10月15日~11月15日に、穂積大橋下流の9月25日~10月31日を10月25日~11月30日にそれぞれ1か月遅らせる改正案も答申された。