東京地検特捜部に所属していた48歳の男性検事が、捜査対象者だった女性と不適切な交際をしていた疑いが持たれている問題で、この検事が法務・検察の内部調査に対し、女性との交際を認める説明をしていることが明らかになった。法務・検察は交際に至る経緯や交際中の状況について、詳細な調査を進めている。
特捜部の元主任検事、女性の取り調べ担当
関係者によると、この検事は東京地検特捜部に2021年から2025年まで所属し、自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件では主任検事として捜査の中心を担った。検事は特捜部が過去に手がけた事件で、問題の女性の取り調べを担当していた。交際中には、別の事件の捜査のために公費で手配した東京都内のホテルの部屋に、女性を呼び寄せたこともあったとされる。
検察の調査と処分の行方
法務・検察は、検事本人や女性のほか、周囲の検察官らから事情を聞き取るとともに、女性から提供を受けた資料を分析するなどして調査を継続している。これまでのところ、この交際によって捜査に影響があったとはみていないが、女性が検事の取り調べを受けた相手であったことを深刻に受け止めている。検察は懲戒免職か停職も視野に入れ、検事の処分を検討している模様だ。最終的には、検察への信用を損なった程度を見極めて判断するとみられる。



