岐阜県下呂市で2日、林業従事者が作業中にけがをした際の処置や救出方法を学ぶ林業労働災害レスキュー訓練が開かれた。会場は同市萩原町四美の皇樹の杜で、飛騨地域の林業関係者ら約40人が参加した。
労災死傷者数は全産業の約8倍
林業従事者の労災死傷者数は1年間に労働者1000人当たり17.7人(2025年)で、全産業平均2.3人の約8倍に上る。林業労働災害の防止と発生時の対応が課題となっており、県下呂農林事務所が市消防本部と連携して訓練を実施した。
通報や応急処置を体験
訓練では、参加者がスマートフォンを使って作業現場の位置情報などを事前に消防署と共有できる作業現場届(緊急通報カード)の提出や、消防への通報を体験した。また、講師を務めた市消防本部の職員から毛布などを使った被災者の搬送方法や三角巾を使った応急処置について学んだ。
県の担当者は「位置を正しく伝えるのは難しい」などと、作業現場届の活用を呼びかけた。



