クマが出没した際に自治体の判断で発砲を認める「緊急銃猟」に対応できる人材を確保しようと、県はハンター向けの研修会を長瀞町野上下郷の県長瀞射撃場で初めて開いた。秩父地域を中心に県内の猟友会から20人のハンターが参加し、座学や射撃訓練で緊急時の対応などを学んだ。
講師がクマの習性や対応を解説
8日の研修会では、ハンター歴25年で約400頭のクマを捕獲した実績のある岩手県猟友会の西村昭二さんが講師を務め、クマの習性や出没時の対応などについて語った。
西村さんは、市街地に出没するクマが増加している原因について、異常気象などで木の実などの餌が不足し、活動範囲が広がっていると解説。クマは追い詰められると反撃してくるため、出没時には住民を避難させた上で、「クマの逃げ道を確保しながら人のいない方に誘導していくことが重要だ」などと話した。
射撃訓練で実践的に学ぶ
その後は、屋内射撃場に移動し、クマを模した静止した的と動く的を使った射撃訓練に取り組んだ。
参加した埼玉県猟友会の戸山芳夫会長は、「県内ではクマの猟を行う機会は少ないため、大変役に立った」と話した。



