三重県伊勢市の明倫商店街で31日に発生した火災により、多くの建物が炎上した。現場は伊勢神宮外宮から約600メートルの距離にあり、周辺では停電や医療機関の休診も確認された。
鮮魚店の男性、自店舗が燃えるのを目の当たりに
商店街で鮮魚店を営む30歳代の男性は、異臭に気付いて店の外に出たところ、煙が上がっているのを発見。間もなく消防署員から避難を促された。男性は住宅を兼ねた店舗が燃えるのを無念そうに見つめ、「明日から一体何をしたらいいのか」と肩を落とした。
商店街には空き店舗もあり、現在営業しているのは約20店舗だという。男性は「高齢の経営者が多く、アーケードが燃えたら店をやめるという人がほとんど」と話した。
近鉄宇治山田駅周辺に規制線、市民は駅内へ避難
建物が爆発する恐れがあるとして、近鉄宇治山田駅周辺には規制線が張られ、近くにいた市民は駅の建物内に避難するよう呼びかけられた。住宅などでは停電が発生し、医療機関には「停電のため休診」と書かれた紙が貼られた。
伊勢市は付近の住民に避難指示を出すとともに、市役所近くに避難所を開設した。
飲食店経営者「ここ数十年で初めて」
同駅近くで飲食店を経営する70歳代の男性は「明倫商店街でこんな大きな火事が起きたのはここ数十年で初めて」と驚きを語った。



