結党からわずか7か月で中道改革連合の分裂が決定的となった。愛知県内の立憲民主、公明両党の関係者からは31日、落胆の声が聞かれた。一方、自民党関係者は「選挙のための野合だった」と冷ややかに受け止めた。
立民県連幹事長「残念だ」
立民県連の河合洋介幹事長は31日夕、「中道改革に期待していたが、分裂となり残念だ」と語った。
2月の衆院選では、中道改革は県内の小選挙区に13人を擁立したが、当選者ゼロと惨敗。比例東海ブロックでは県内から公明出身1人、立民出身1人の当選に終わった。この結果を受け、中道改革に両党の参院議員や地方議員らが合流する機運は急速にしぼんだ。
「3党合流」の声は出ず
立民県連幹部によると、党執行部が8月に東海ブロックの県組織を対象に行った意見聴取で、「3党合流を進めるべきだ」との声は全く出なかったという。
中道改革の小川代表は31日、衆院で統一会派の結成を目指す方針を示した。河合幹事長は「今後、3党の関係がどういう形になるかは分からない。状況を注視しつつ、公明党との連携は続けたい」とした。
公明県本部「残念」「なるべくしてなった」
公明党県本部の岡明彦幹事長は「中道の大きな塊をつくるという流れの中では、残念なことだと受け止めている。来春の統一地方選挙は、以前からそれぞれが活動し、それぞれの立場で戦うという方針で準備を進めてきた。今回のことで何かが変わることはないと思っている」とコメントした。
ただ、ある県本部幹部は「立民はボトムアップ、公明はトップダウン。真反対の組織文化を乗り越える努力をしたのか。なるべくしてなった結果」と突き放した。
自民県連会長「有権者をバカにしている」
一方、昨秋まで四半世紀にわたり公明と連立政権を組んでいた自民党。丹羽秀樹県連会長は「衆院選中に『(中道改革は)半年もたない』と話していたが、びっくりしている。選挙のための野合だったということだ。有権者をバカにしている」と厳しく批判した。
来春には統一選を控えるが、ある県連幹部は「公明との連携は絶対にない」と断言した。



