インドネシアの国家捜索救難庁(バサルナス)は13日、ジャワ海でフェリーが転覆し、少なくとも6人が死亡、129人が行方不明になっていると発表した。生存者は、乗客が救命胴衣を奪い合うなど、パニックに陥った現場の様子を語った。
事故の概要と救助状況
乗客213人と乗員30人の計243人を乗せた「ビルゴ・トランスポート8」号は、東ジャワ州スラバヤ港を出港後、13日未明に運航会社との連絡が途絶えていた。バサルナスによると、108人が救助された。
救助されたリント・アラハップさん(33)はAFPに対し、船が13日午前2時(日本時間同日午前3時)ごろに傾き始めた際、多くの乗客が眠っていたと証言した。「みんながパニックになった。テーブルの上に登ったり、押し合ったりしていた」と語った。
現場の混乱と捜索活動
船が傾き始めると乗客は叫び声を上げ、救命胴衣の奪い合いが起きたという。ドゥディ・プルワガンディ運輸相は、船が転覆したと述べた。
地元の救助当局によると、船長は連絡が絶える直前、船が傾いていると運航会社に報告していた。
捜索の継続
救助隊は最大2.5メートルの高波の中、ヘリコプター2機や海軍、警察、バサルナス、運航会社の船舶を投入して捜索活動を続けている。最後の船位は目的地のボルネオ島から約150キロ離れたジャワ海で確認された。



