道頓堀火災で消防隊員遺族「守るべきこと守っていれば」とコメント
道頓堀火災遺族「守るべきこと守っていれば」

2025年8月、大阪ミナミの繁華街・道頓堀で発生した雑居ビル火災で、大阪府警は14日、たばこの火の不始末が原因として、大阪市都島区の会社員の男性(35)を重過失失火容疑で書類送検した。この火災では消火活動中の浪速消防署消防司令の森貴志さん(当時55)と消防士の長友光成さん(当時22)が命を落とした。

遺族がコメントを発表

森さんの遺族は14日、大阪市消防局を通じてコメントを発表。森さんの人柄について「重たい荷物を持って困っているご年配の方がいれば、自然と手を差し伸べるような人でした。またクスッと笑えるユニークな冗談をたまに言ったりする人でした」と振り返った。

府警がたばこのポイ捨てが出火原因と判断したことに対し、遺族は「人災とわかり、悔しい気持ちがさらに強くなり、やり切れない気持ちでいっぱいです。個々が守るべきことを守っていれば起きなかった火災です。2人の尊い命がこのような形で奪われたこと、非常に残念でなりません」と述べた。

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建築基準法違反の看板が延焼拡大

市消防局の調査報告書では、屋外看板の素材が建築基準法上の不燃材でなかったことなどが原因で、延焼が急速に広がったと指摘されている。遺族は「火災からもうすぐ1年が経とうとしている今もなお建築基準法などに違反している屋外看板が掲げられていることに恐ろしさを感じます」とし、「再度厳しく法整備していかないと、またいつか同じようなことが起こるのではと懸念しております」とコメントした。

火災現場近くの太左衛門橋には献花台が設置され、花束や飲み物が置かれている。

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