欧州を襲う記録的な熱波により、フランス南部で22日、車内に放置されたとみられる2歳と4歳の子どもが死亡した。死亡した子どもは家族の車の中で発見され、捜査当局は熱中症が原因の可能性が高いとみている。
フランス南部で子ども2人が車内で死亡
事件が起きたのは南部カルパントラの住宅街にある駐車場。2歳と4歳の子どもが家族の車の中で遺体で見つかった。フランス気象局によると、同日の最高気温は南西部ボルドーで43度、首都パリで39度に達する見込みで、熱波の影響が深刻化している。
欧州全体で熱波による影響が広がっており、高齢者や弱者を保護するための警報が発令され、屋外イベントの中止、交通機関の混乱、学校の休校、在宅勤務の指示などが出ている。専門家は、繰り返し発生する熱波は地球温暖化の明確な兆候であり、今後さらに頻繁に、長く、激しくなると警告している。
フランス6月の平均気温が過去最高を更新
フランス気象局によると、6月の平均気温は過去最高を記録し、全国で1350校以上の学校が休校となった。暫定値では昼夜の平均気温が29.2度に達し、これまでの最高記録だった2025年6月30日の数値を上回った。気象局は熱波の危険度を示す4段階の警戒レベルのうち最も高い「赤色警報」をフランス全土の半数以上の県に拡大。人口の過半数にあたる約3900万人が対象となっている。
政府の緊急対策班は、先週末に13人が水死したことを受け、湖や川などの監視員がいない水域で涼をとろうとしないよう国民に警告した。ドイツでも先週末、5人が水の事故で死亡している。
スペインでも40度超、熱波の影響続く
スペインの首都マドリードやコルドバでも22日に40度を観測。欧州各地で熱波による被害が拡大しており、当局は警戒を強めている。



