ウナギへの感謝を込めた供養法会
「土用の丑の日」(26日)を前に、老舗ウナギ料理店が軒を連ねる千葉県成田市の成田山新勝寺参道で17日、「うなぎ供養法会・放生会」が開かれた。新勝寺の僧侶による法要の後、成田市観光協会の関係者がウナギへの感謝の気持ちを込め、4匹を仮設の放生池に放した。
放生会は、生き物を捕らえず放つことで殺生を戒め、命の尊さを再認識する仏教行事。今回の供養では、ウナギの命に感謝し、その恵みに報いる意味が込められている。参道には多くの観光客や参拝者が訪れ、静かに見守る中でウナギは水の中へと放たれた。
成田うなぎ祭りがスタート
同日からは「成田うなぎ祭り」も始まった。参道のウナギ料理店や土産物店など117店舗が参加。対象店舗で食事や買い物をすると、航空券や歌舞伎俳優の市川團十郎さんからのプレゼントが抽選で当たるスタンプラリー企画などが行われる。期間は8月30日まで。
成田市観光協会の諸岡良和会長は「成田のおいしいウナギを召し上がっていただき、旅の思い出にしてもらいたい」と話した。同協会は、ウナギを通じた地域活性化と観光促進を図っており、毎年この時期に祭りを開催している。
地域の伝統と観光の融合
成田山新勝寺の参道は、古くからウナギ料理で知られ、多くの名店が集まる。土用の丑の日には特に多くの客で賑わい、ウナギの需要が高まる。供養法会は、そうした食文化の背景にある生命への感謝を伝える場として定着している。
スタンプラリーの賞品には、成田発着の航空券や市川團十郎さんの直筆サイン入りグッズなどが含まれ、観光客の来訪を促す。祭りは参道全体を盛り上げ、地域経済にも貢献している。



