県は10月1日から、千葉労災病院(市原市)を重篤な救急患者に対応する3次救急医療を担う「救命救急センター」に指定する。市原市内では帝京大ちば総合医療センターに次いで2施設目、県内では16施設目となる。
指定の経緯と背景
県は今年度末までに2次医療圏の再編を進める方針で、「市原」医療圏は「長生市原」に広域化する見通し。千葉労災病院はこれまで中等症から重症患者の2次救急対応を担ってきたが、隣接する長生地域の高度救急医療も担うことになる。
県医療整備課によると、県救急・災害医療審議会が17日、「20床以上の救急病床を持ち、24時間体制で重篤な救急患者に対する高度な診療機能を有している」とし、指定を承認。県が20日に決定した。同病院の救命救急センターの病床数は26。
補助金と今後の役割
県は救命救急センター運営費補助4586万円などを9月補正予算案に盛り込んだ。
同病院は1965年、京葉工業地帯での労働災害や勤労者医療を担う目的で開院。災害拠点病院でもあり、年間約6000件の救急搬送を受け入れるなど、3次救急に迫る2.5次救急医療を担ってきた。
同病院の安川朋久病院長は「市原医療圏、さらには茂原・長生地域を含め、地域全体で持続可能な救急医療体制を構築していくことも、当院に求められる重要な使命だ」とコメントした。



