千葉県の豪雨災害を受け、SNS上で「水没時に車内から出られなくなる事故」への注意喚起が広がっている。国民生活センターは、車内に自動車用緊急脱出ハンマーを備えるよう呼びかけている。
車水没時の危険性と脱出手段
突然の大雨による道路冠水などで、水没した車に乗員が閉じ込められる事故が報道されている。車が一定の深さまで水に浸かると、ドアを開けることが困難になる。国民生活センターによると、ヘッドレストなどで窓を壊して脱出しようとしても、そう簡単には割れないという。
緊急脱出ハンマーの種類と使い方
国民生活センターが推奨する「自動車用緊急脱出ハンマー」には、主に3種類のタイプがある。金槌タイプは、金槌を持つようにしっかり握って先端で窓を叩き割る。ピックタイプは、アイスピックのように握って窓に叩きつける。ポンチタイプは、先端をガラスに押し当ててスイッチを押すだけで割れるため、力が弱い女性や高齢者に推奨されている。
破砕可能なガラスの種類と注意点
緊急脱出ハンマーで破砕できるのは側面または後部のガラスのみで、フロントガラスは合わせガラスになっているため、叩いてもまず割れず、表面に細かいヒビが入るだけで人が通れるほどの穴を開けることは不可能だ。国民生活センターは、緊急脱出ハンマーを備えていても、正しい使い方や脱出方法を知らなければ無意味だとし、家族全員で共有するよう呼びかけている。



