千葉豪雨、復旧作業続く 一部で水没続く場所も
千葉豪雨、復旧作業続く 一部で水没続く場所も

千葉県内を襲った記録的な大雨で、一帯が冠水被害を受けた各地では、15日も水が引かない場所があった。住民らは一日でも早く日常生活を取り戻すことを望み、復旧作業に励んでいる。

ゴルフ場の土砂が住宅街に流入

市原市ちはら台西では、ゴルフ場の敷地内にある池が豪雨であふれ、土砂が周囲の住宅街に流れ込んだ。近くの会社員の男性(51)によると、14日早朝に発生し、魚も散乱していたという。男性は15日朝からゴルフ場関係者らと片付けに励み、「自然災害なので仕方ない。助け合って復旧していきたい」と話した。

佐倉市角来の鹿島橋付近では、国道296号沿いにある数軒の民家が15日も1階部分が水没していた。駐車場が水没した男性(72)は、「行政には早く排水作業を進めてほしい」と訴えた。

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寺院や店舗でも清掃作業

市川市の日蓮宗の寺院「円福寺」の墓園「市川サールナートガーデン」では、高台の墓石は水没を免れたが、園内は約10センチ冠水した。15日は先祖の霊を送る送り火で墓を訪れる遺族が増えるタイミングで、管理者の男性(77)は清掃に追われながら、「熊本での地震など災害続きで悲しい。ご先祖様を供養できる平穏な天候になってほしい」と話した。

浸水被害を受けた茂原市の「クリーニング専科本納店」も、朝から約15人のスタッフらが店内の清掃にあたった。預かっていた客の服も一部が水につかり、洗い直しが必要となったものもあるという。店内は膝の高さまで冠水し、前日の14日には県内外のスタッフが泥だらけの店舗や工場の床を水で洗い流した。浸水被害は2019年、23年に続いて3回目という。

避難所の状況と鉄道の再開見通し

千葉市緑区のおゆみ野公民館にある避難所に身を寄せる住民(90)は、自宅1階が腰の高さまで浸水被害を受けた。「下着だけ持って避難した。50年以上住んでいるがこんな水害は初めて。しばらく避難所で過ごしたい」と話した。県災害対策本部のまとめでは、延べ1800人超が利用した県庁の一時滞在施設は閉鎖したが、15日午後1時半現在で県内92か所の避難所に計463人が避難している。

JR東日本千葉事業本部は、運転を見合わせている外房線の大網―本納駅間を18日に、誉田―大網駅間を24日に、それぞれ再開を目指すと発表した。線路被害が大きく、時間を要する。

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