千葉豪雨の放置車両、三角の反射テープで安全対策「千葉市モデル」が注目
千葉豪雨の放置車両、三角の反射テープ「千葉市モデル」が安全対策に一役

千葉県内を襲った豪雨で冠水し、放置された車両の安全対策として、千葉市が考案したアイデアが注目されている。冠水した各地の路上に大量の放置車両が発生したが、市は車両後部のリアガラスに反射テープを三角形に貼り付け、夜間でも放置車両と判別できるように工夫。市職員が昼夜を問わず貼り付けた、いわば「千葉市モデル」が有事の安全確保に一役買ったようだ。

一時2500台以上が路上に放置

13日夜からの豪雨で千葉市内の路上に放置されたのは一時約2500台に上る。県内で最も多く、市は翌14日以降、路肩への車両を順次移動させたものの、放置車両が追突される2次被害も発生した。

「交通の安全確保が大事だ。危険だから、分かりやすい簡易な目印を考えてほしい」。危機感を抱いた神谷俊一市長は市建設局の日暮秀訓(ひでくに)次長らに指示を飛ばした。建設局も認識は同じだった。「これは危ない。でも、撤去には時間を要する」。重視したのはスピード感。各車両にカラーコーンを置くには時間がかかる。風雨で飛ばされるかもしれない。その後の回収も手間がかかる。知恵を絞った結果、「簡易で視認しやすい蛍光の反射テープを車両に貼って、しのごうという結論になった」(日暮次長)。

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視認しやすく「夜間でも目立つ」

翌15日からホームセンターで大量に購入した反射テープを車両に貼り続ける作戦が始まった。「貼った台数は分からない」(市建設局)が、貼り方は三角形に統一。事故などの車両後部に置く三角表示板をモチーフにした。

千葉市モデルについて、県警は「貼った方が夜間でも目立つのでいいのではないか」(交通総務課)と指摘する。「職員一丸で市民の安全確保に使命感を持って必死にやった結果だ」。日暮次長はこう振り返り、「分かりやすい」「助かった」との声が被災者から寄せられたという。

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