十和田湖に10年放置の遊覧船4隻、行政代執行で撤去開始 費用7億円
十和田湖の放置遊覧船4隻、行政代執行で撤去開始 費用7億円

青森県十和田市の十和田湖に10年超にわたり放置されている遊覧船4隻について、青森県は26日、行政代執行による撤去を始めた。船体はさびや塗装のはがれが目立ち、うち1隻は横転している。撤去は2027年度末までに終える予定で、費用は7億円強かかる見込み。

代執行の開始を宣言、作業着手

26日午後1時半ごろ、遊覧船が放置されている十和田湖の宇樽部(うたるべ)地区で、県上北県土整備事務所の沢里秀典所長が代執行の開始を宣言した。県職員らは「事故に十分注意して」「所有者が来たら県庁に連絡を」といった指示を受けた後、桟橋への立ち入りを禁じるフェンスを撤去するなどの作業にあたった。今後は仮設の桟橋をつくり、周辺の水を抜いた上で船を解体する。

所有者は解散した組合、15年から4隻放置

県港湾空港課によると、4隻は十和田湖遊覧船企業組合(16年解散、清算中)の所有。放置は、県が管理する桟橋の使用料滞納をきっかけに14年11月に始まり、15年11月から今と同じ4隻が放置されている。25年にはうち1隻が雪や風の影響で横転した。

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行政指導26回も応じず、代執行に踏み切る

県はこれまで組合側に対し、計26回の「行政指導」のほか、「撤去勧告」「撤去命令」「戒告」を行ってきた。だが組合側から「撤去に向けた具体的な回答は得られなかった」といい、行政代執行による撤去に踏み切った。

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