濱口竜介監督による日仏など合作の「急に具合が悪くなる」が、第99回米アカデミー賞の国際長編映画賞の対象となる日本代表作品に選ばれた。日本映画製作者連盟が26日に発表した。
カンヌ女優賞の2人が主演
カンヌ国際映画祭で日本人初の女優賞を受賞した岡本多緒さんと、ベルギー出身のビルジニー・エフィラさんが主演。パリを主な舞台に、現地にある介護施設の運営に苦心する施設長(エフィラさん)と、末期のがんを患った日本人の舞台演出家(岡本さん)が偶然出会い、対話を通して深まっていく交流を描く。
往復書簡からなる同名の原作をもとに、濱口監督がフランス語と日本語を交えた3時間16分の対話劇に仕立てた。
興行収入は3億円超
映画は6月に公開。配給会社によると、8月初旬までに興行収入は3億円を超え、観客動員数は20万人超となっている。8月12日にはフランスでも封切られ、公開2週目で183スクリーンで上映されているという。
濱口監督作品が、各国から1作品のみが選ばれる日本代表になるのは、22年に国際長編映画賞を受けた「ドライブ・マイ・カー」以来。今後は事前選考が進められ、例年通りであればショートリスト10本に絞られる。さらに、そこからノミネート作5本が決められることになる。



