銀行の貸し渋りや円高の影響で企業の経営状況が悪化し、人員削減を余儀なくされる企業が増えている。ビジャスト社が提供するアウトプレースメント(再就職支援)サービスの需要も、2008年の夏以降急増した。
10年前のリストラとの違い
希望退職を募り再就職支援を行うこの手法は、バブル崩壊後にリストラが盛んに行われた10年前に導入が相次いだ。当時、企業は限界まで組織のスリム化を図り、社員1人当たりの給料をそのままに仕事量を増やすことで生産性を高めた。
ここ数年はその反動からか大量採用が行われたが、ここ数カ月で状況は急変。新卒採用では内定取り消しが社会問題化している。企業は株主や市場、銀行から待ったなしの状況に置かれ、既存社員の人員削減を考えるまでに追い込まれている。超売り手市場と言われた1年前には考えられなかったことだ。



