特定危険指定暴力団「工藤会」の旧本部事務所跡地(北九州市小倉北区)に、NPO法人「抱樸」(同市)が整備した複合型福祉施設「希望のまち」で、全国から集まった約20人のボランティアが計約100棚となる木製の本棚を製作した。誰もが利用できる読書スペース「樸のとしょかん」に設置するもので、10月31日の施設プレオープンから地域に開放する。
本棚の製作と設置
本棚は、希望のまちの設計を手がけた手塚建築研究所(東京)がデザインし、参加者が組み立てを担当した。施設を建設した東建設(北九州市)の社員らを指導役に、21、22日の2日間で約15台を完成させた。
地域の声と今後の取り組み
参加した施設近くに住むミュージシャン(36)は「施設ができたことで地域の雰囲気は明るくなった。どんな人でも読書を楽しめる場所になってくれればうれしい」と話していた。
本棚には、抱樸に関する書籍や北九州の歴史に関する本、親しみやすい漫画などを並べるとともに、県在住の作家町田そのこさんや、元厚生労働次官の村木厚子さんたちが「読んでもらいたい」との思いで選ぶ本もそろえるという。「としょかん」では、読書会や作家を招いたトークイベント、独自の本の賞を設けることも検討している。