大阪府警は14日、ペットショップ運営会社「Aペット」(堺市)の社長の男(42)ら幹部の計4人を、獣医師法違反(診療業務の制限)容疑で逮捕した。販売用の犬と猫に、獣医師免許のない店員へ医薬品を注射させた疑い。府警は店員向けの投薬マニュアルを押収しており、無資格診療が組織的に行われていたとみている。
無許可販売の獣医師2人も逮捕
府警は同日、無許可で同社に医薬品を販売したとして、茨城県龍ヶ崎市の男(78)ら獣医師2人を医薬品医療機器法違反容疑で逮捕した。逮捕容疑では、「Aペット」社長ら4人は共謀し、昨年1月~今年1月、府内のペットショップ4店舗で、販売用の犬と猫計9匹に対し、無資格の店員に医薬品を注射させたとされる。
投与された9匹のうち7匹が死亡
投与されたのは「インターキャット」という劇薬で、動物用の感染症治療薬。下痢や嘔吐などに効くという。獣医師に診せずに投与しており、府警は診療費を抑える目的だったとみている。9匹とも体調が悪くなった後に投与されたとみられ、このうち7匹はその後死亡した。投与との因果関係は不明という。府警はいずれの認否も明らかにしていない。
「Aペット」は関西・関東で約40店展開
民間信用調査会社によると、Aペットは関西や関東のホームセンターなどで約40店を展開している。