東京都中野区中野の商業施設「中野ブロードウェイ」内の時計店で、販売価格計約2億円相当の高級腕時計が盗まれた事件で、警視庁は28日、チリ国籍の男2人を窃盗容疑で逮捕したと発表した。防犯カメラの映像から、この2人とみられる男たちが事件の2日前にも同店を訪れていたことが分かり、警視庁は下見をしていたとみて詳しい経緯を調べている。
逮捕された容疑者と容疑の内容
逮捕されたのは、いずれも住所・職業不詳の23歳の男と33歳の男の両容疑者。警視庁の発表によると、2人は25日午前11時50分ごろ、中野ブロードウェイ内の時計店「タイムウォーカー」で、陳列ケースをハンマーで割って高級腕時計「リシャール・ミル」3本と「パテック・フィリップ」の計4本(販売価格計約2億円)を盗んだ疑いで、逮捕は27日だった。
23歳の男は逮捕時、盗まれた腕時計と同じブランドの腕時計1本を所持しており、調べに対し「私が盗んだのは1本のみで、他の3本はわかりません」と容疑を一部否認している。一方、33歳の男は「腕時計を売って母国に金を持って帰るつもりだった」と容疑を認めている。
事件前の動きと逮捕に至る経緯
事件の2日前にあたる23日、同店を訪れる2人とみられる男たちの姿が周辺の防犯カメラに映っており、警視庁は事前の下見だったとみている。
2人は21日にオーストラリア・シドニーから羽田空港に短期滞在で来日し、東京・浅草の民泊に宿泊。事件後はそれぞれ電動キックスケーターと徒歩で逃走し、浅草の民泊に戻った後、大阪市に移動していた。27日夜、同市の民泊で逮捕された。



