プールや海水浴場で水着姿を見せることは、今やマナー違反なのでしょうか。読売新聞が運営するユーザー投稿サイト「発言小町」に、かわいらしい水着を買ったのに、彼氏から「周りが目のやり場に困る」としてラッシュガードの着用を求められ、モヤモヤするという女性の投稿が寄せられ、さまざまな意見が集まっています。
彼氏の「マナー」主張に反発する声
トピ主の「リボン付き」さんは、プールに行く前に購入した水着を彼氏に報告すると、「ラッシュガード着ないの?」と言われたといいます。「ラッシュガードを着てしまうとかわいい水着が見えなくなってしまいます。日焼けを気にしてくれているのかと思いきや、『周りが目のやり場に困るでしょ』という理由で、ますます謎」と不満を漏らします。
彼氏は「今は、マナーとして周りに配慮してラッシュガードはみんな着ている。そういう露出した格好は避けるべきだ」と主張。これに対しトピ主さんは「プールで水着は当たり前じゃないでしょうか。人様の目をこちらが気にして水着すら着ちゃいけないなんてこと、ないですよね?」と問いかけました。
このトピには「そんなマナーはない」とトピ主に呼応する声が上がりました。「もぐたん」さんは「泳ぐところで水着でいたら、マナー違反? 意味が分かりません。TPOに合っています。そんな自尊心を奪うような発言、許したらいけません」とトピ主の気持ちに寄り添います。「バラ薔薇」さんも「泳ぐ場所では水着が正装でしょう。目のやり場に困るとか、周りの目を気にしろとか、私には理解できない。そういう批判をする人こそ、他人をジロジロ観察しているんじゃないか」との考えを示しました。
「見せたがり」と思われる?着用を勧める声
一方で、ラッシュガードの着用を勧める声も目立ちました。「アイアイ」さんは「現代だと、要所要所でラッシュガードを着ないと。トピ主さんがかわいい水着を見せたいというよりも、自分のボディーの見せたがりと思われてしまいます。なので、見せたくなるような素敵なラッシュガードを購入したほうがいいです」とアドバイスします。
「さち」さんは「この夏プールに何度か行っていますが、ラッシュガードを着ていない女性は1割にも満たないくらいで、1人か2人いるくらいでした。みんなラッシュガードを着ている中、自分の彼女だけが露出しているのは、『居心地が悪い』とか『恥ずかしい』とかそういう気持ちがあるんだと思います。マナーとまでは聞いたことがないですが、一緒にいる人が『嫌だ』と言うのに強行するなら、それは嫌がらせですよ」と指摘しました。
公共のプール以外でも、ラッシュガードを着用する人は多いようです。「20代後半2児の母」さんは「子どもが通っている保育園でもラッシュガードは必須です」とコメント。「他の保育園の男の子のママから聞いた話では、『僕だけ上半身が裸で恥ずかしい』と言われて、慌てて(ラッシュガードを)買いに行ったそうです。一緒に行く彼が着てほしいと言うなら着た方がいいと思います」と意見を述べます。
「ルンルン」さんは「ネイリストさんが福島県にある有名なスパリゾートに出かけた時、周りの女性がラッシュガード姿ばかりで、ビキニの女性はたった1人。『ひどく悪目立ちしていて驚いた』と教えてくれました」と書き込み、「トピ主さんに恥じらいや奥ゆかしさがあり、悪目立ちしたくなくて彼のアドバイスを素直に聞けるなら、迷わず素敵なラッシュガードを買い足しましょう」と着用を勧めました。
水着に抵抗を感じる人は81%
通信販売会社「フェリシモ」(兵庫県)が2023年春、20歳以上の男女2324人を対象に実施した水着に関する意識調査では、「水着を着用することに抵抗を感じますか?」との質問に対し、「はい」と回答した人が81.0%に上り、「いいえ」は19.0%でした。抵抗を感じる理由では「自身の体型が目立ってしまう」が89.2%でトップとなり、次いで「肌の露出が大きくなる」が49.9%、「日焼けをしてしまう」が44.3%という結果でした。
ラッシュガードは元々、水辺での擦り傷(rash=ラッシュ)や体温低下を防ぐ(guard=ガード)ための装備として、サーフィンなどのマリンスポーツで着用されていました。近年ではほとんどの商品にUVカット(日焼け防止)機能が加えられ、フード付きやジャケットタイプ、ゆったりと着られるタイプなどさまざまな商品が販売されています。
「あい」さんは、彼氏の「今はマナーとしてラッシュガードはみんな着ている」という指摘に対し、「最近は、幼い頃から男女にかかわらずラッシュガードを身に着けているので、若い子だと『ラッシュガードはマナー』という感覚になるのかもしれませんね」と一定の理解を示しつつ、「私だったら、ラッシュガードを着ますが、別にマナーのために着ているわけではありません。『日焼けしたくないから』『肌を露出したくないから』という自己都合です」と強調しています。



