警視庁は22日、工事現場から銅線ケーブル計約4300メートルを盗んだとして、職業不詳の男(47)=東京都稲城市=、無職の男(19)=同=、職業不詳の男(25)=八王子市=の3人を窃盗などの容疑で逮捕したと発表した。3人は親族で、警視庁は47歳と19歳の男が実行役、25歳の男が処分役だったとみている。
消防署工事現場での犯行
捜査3課によると、3人は共謀し、9月16日午後5時50分ごろから17日午前7時20分ごろにかけて、東京都あきる野市にある消防署の出張所の建て替え工事現場に侵入し、銅線ケーブル64本(時価合計約90万円、計約560キロ)を盗んだ疑いがある。
実行役の1人がフェンスをよじ登って敷地内に侵入し、入り口ドアの鍵を内側から開け、保管されていた銅線を車に積み込んだという。銅線は処分役の男が八王子市内の買い取り業者に約50万円で売却していた。
容疑の認否と余罪の可能性
実行役の男2人は容疑を認めており、処分役の男は容疑を一部否認している。47歳の男は調べに対し、「昨年5月ごろから、東京や神奈川などで20件ほどやった。生活費を稼ぐために盗んだ」と供述している。警視庁は他にも窃盗に関わっている人物がいるとみて調べを進めている。
被害に直面した関係者は「ふざけるな」と述べるなど、対策の難しさを訴えている。